DRAGONBALL EVOLUTION見た【ネタバレ】

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DRAGONBALL EVOLUTION
TOHOシネマズのポイントが溜まっていたので、本日から公開のDRAGONBALL EVOLUTIONを六本木ヒルズで見てきました。
本編上映前の宣伝でPSP版ドラゴンボール エヴォリューションが出たときから客席からは失笑が漏れていました。
というかゲームの出来もひどい。

あらすじはこんな感じ。
孫悟空は、地球人を絶滅させるために送り込まれたサイヤ人だったが、本来の目的には従わず、普通の高校生として暮らしている。だが、長い眠りから目覚めた世界征服を狙うピッコロ大魔王が現れ、平穏な日々は崩されてしまう。悟空はピッコロ大魔王の野望を阻止するため、仲間とともに、どんな願いでも叶うドラゴンボールを探す旅に出る。
以下、ネタバレです。

原作と別物だと思ってみてください、とかよく聞きますが、原作と別物として見るとB級以下じゃないでしょうか。
主人公がいじめられっ子だけど、実は強いという展開は使い古されたお話。
チチとの出会いの演出も古典的で、これがヤッターマン路線ならわざと笑うところを設けたと思うのですが。。。
18歳の誕生日、悟空はチチにパーティに誘われ、喜んでパーティに行きます。
悟飯(育ての親のお爺さん)はそんなことも知らずに悟空の喜ぶ顔が見たくてご馳走やケーキを用意して悟空の帰宅を待ち続けます。
悟空はそんなことも知らずにパーティでいじめられた相手に仕返しして、チチといいムード。
そんな時、悟飯は復活したピッコロ大魔王に殺され、悟空が着いた時は手遅れ。
原作は別として、こんな悟空に感情移入できるはずはありません。

なんの説明も無く、マイがピッコロの手下になっています。
2000年前はピッコロ大魔王には弟子の大猿がいるだけだったはずなのですが。

悟空は修行の時には「女の子にモテたい」とか、チチの誘惑に乗ってかめはめ波の修行に成功するなど、邪念ばかり。これではきっと筋斗雲に乗ることはできないでしょう。

ヤムチャはブルマといい感じ。。。これは原作でも初期はそうでしたか。
ヤムチャがヘタレなところも一緒。

亀仙人のかめはめ波で死にかけた悟空が復活したりします。
何の説明もありませんでしたが、気の力でしょうか。
悟空が使う時は火を消したりもできます。これは原作で亀仙人がフライパン山の火を消したことに由来しているのでしょうか。

2000年前にピッコロ大魔王を封印した魔封波は7人の戦士が使っていたのですが、亀仙人は一人で使うことができます。
まあ、結局は悟空のかめはめ波で倒しちゃうんですが。

ドラゴンボールを揃えるのに次の皆既日食までということになっているのですが、何でなのかの説明も無いですねー。
神龍もしょぼいし。

神龍への願いは「亀仙人を生き返らせる」こと。
たった数日前に会ったばかりの亀仙人を生き返らせるのに、18年間育ててくれた悟飯はスルーです。本当に不幸ですねー。

他にも、悟空が大猿に目覚めたり、その姿や大きさがただのゴリラだったり、悟空がなんで大猿に打ち勝つことができたのか、とか色々ツッコミどころ満載です。

原作と重ねてみるのは良くない、別物として見れば良いというような意見を聞きますが、ドラゴンボールの名前が無かったらB級以下。
その割りに、見る人がある程度原作を知っているものとして細かい説明を省いていたりします。

スタッフロールの最中にピッコロが生きていたのですが、3部作なんですねー。
2部ではべジータ、3部ではフリーザくらいでしょうか。
それとも手堅く天下一武道会でしょうか。
次もポイントが溜まっていたら見に行くかもしれません。
入場者プレゼント
入場者プレゼントをもらいました。
「握力強化ボール」。
本編には出てきません。
箱を開けるまではドラゴンボール柄を期待していたのですが、ただのゴムボール。
存在意義がわかりません。